藍い月と…



テーブルに置いておいた飲みかけの

カフェオレを持ち、アタシは家を出る

誰も居ない部屋に行ってきます、の

声を忘れずに――――――





昨日、暁と約束したスーパーに向かってる途中

アタシはある人を見掛けた

数人の男と歩いてる空良の姿だ

空良はアタシの事に気付いて無いみたいで

通り過ぎて行く

やっぱり空良も何処かに族してる

アタシはそんな気がした







この時、空良はアタシに気付いていた事

そして不適な笑みを浮かばせてた事に

アタシは気付かなかった