暫く走ってからアタシが
指定したスーパーに着いた
『暁ありがとう』
アタシは暁の肩を借りて単車から降りる
「ぁあ、明日朝迎え行くから
7時にはこのスーパーで待ってろ」
『え、迎え?』
しかも7時って早くない?
アタシまだ寝てる時間…
「そうだ、お前は覇凰と関わった以上
何時お前自身に危険が及ぶか解んねえ」
『いや、アタシは平気だよ?』
だってアタシ族に居たんだもん
自分の身は自分で守れるよ?
「俺らが駄目だ
お前は女だぞ?
拉致られたら終わりだぞ?
俺はそんな事ぜってえされたくねえ
良いから黙って従っとけ」
最終、命令口調で言ってのけた
確かに普通の女の子なら
拉致られたりなんかしたら終わり
けど、アタシは違う
拉致られたって簡単に抜け出せる
でも今回は黙って守られていよう
暁達からしたらアタシは
普通の女の子なのだから
