藍い月と…



「お前ん家何処だ?」


車庫に着くなり暁はアタシに

メットを渡しながら質問する

正直、家迄教えるのは気が引ける


『アタシん家の近くにスーパーあるから

そこで降ろして貰っても良い?』


メットを受け取り被りながら

家の近くのスーパーを指定する


「家」


『…アタシん家の近くにスーパーあるから

そこで降ろして貰っても良い?』


どうしても家が良いらしい暁に

アタシは同じ言葉を言ってやった

暁は若干、眉間に皺を寄せているけど

そんなの関係ない!


「い…『Once again?(もう一度?)』


「解った、スーパーな」


暁が言う前にアタシが上から言葉を被せた

しかも英語で

暁は渋々といった感じか


「乗れ」


そう言って、アタシが跨ぐのを待つ

アタシが跨いだのを確認してから

単車を吹かして走らせた