「絢香はなんでもできるねー」
のんきにそんなこといってもなにもでないんだからね!!
と頭を小突くと『えへへ』と笑う紗枝の顔がとても可愛らしくて羨ましいなぁといつも思ってしまう。
私、森崎 絢香【モリサキ アヤカ】は容姿も普通
性格は....まだいいほうだとは思うけど....
ただ細かい作業が得意なだけな
ただの高校生である
あーあ、ただ単にできるだけじゃダメか
と、毛糸をくるくる巻いて遊んでいると
「ちょっと!引っ張っちゃダメ!!」
怒られてしまった。
ちぇ、ちょっとは話くらいしてくれたっていいじゃん。
暇をもて余していた私にひとつだけ案が
浮かんできた
あ、あやとり。
懐かしいなぁ昔よくやってたなぁ
「毛糸の先ちょっと貰っていい?」
「いいけど?なんで?」
紗枝の質問には答えないで毛糸の先を切り端と端を結んだ
そして指に絡めた。
あぁ!と理解した紗枝はまた同じ作業を繰り返しては一人唸っていた

