JOINT〜ひとりじゃない〜

缶コーヒー片手に特務課に扉を開ければ、最初に目に入ったのは、おにぎり食べながらだけど、ファイルを熱心に読む美波警部の姿。
初めて見たときもだけど、やっぱ綺麗な人だなぁ…。って違う違う!!少しでも仲良くならなきゃこの空間に馴染めない!こんな時こそ、俺の長所でもあるフレンドリーさを使うべき!

「あの、ただいま帰りました」

「おかえり。ずいぶん帰りが遅かったみたいね」

「いや、同僚と談笑してまして…」

「談笑もいいけど、息抜きは過ぎちゃダメよ」

なんか説得力あるなぁ。てか、何を読んでるんだ?

「あの、美波警部。さっきから、何を読んでるんですか?」

「気になるの?読んでみる?」

はい、と差し出されたファイルを開ければ、載せてあったのは…

「っぎいやぁああ!!」

血みどろスプラッタよろしくな、バラバラ死体の写真だった。

「どうしたの、やかましい」

「美波警部、これ、これ…」

「これじゃないわよ。タダのバラバラ死体の写真じゃない」

タダのって…それでおにぎり食べながら見るのは流石に変だ!!
あ、そういえば里田が…

「美波警部はな、スプラッタものの写真とかが大好きらしいんだ。特務課に入る刑事は必ずそうされるみたいだから、腹はくくれよ」

そこから辞める刑事が増えた…。
「刑事の三途の川」の意味が分かったよ…。
美波警部、実際はかなり意地悪っつーか、ぶっ飛んでるっつーか…。
俺も、どれくらいもつかな…。