私のボディーガード

『汚れますよ、お嬢様』
『しわくちゃになっちゃうよ〜お嬢様〜』
『起きてください、お嬢様』

何だろ…声がする…
でも、眠い…
ウトウトする…
ん…待て私、起きて私
ガバッと体を起こすと目の前には三人の男子がいた、あーこーゆのをイケメンというんだろうなぁ…
と思いつつ防犯ブザー十個鳴らしまくった

『お嬢様待ってぇぇ』
ふんわりとした男の子が言う

『何をですか、人の部屋に勝手に侵入して』
しばらくして使用人達が来てお父様も来た

『どうした、夏姫ぃぃぃぃ』

『いちいち反応がウザすぎますわお父様』
お父様が男の子の方を見ると
『おぉ!来たか!』
そう言った

え…どゆこと?
『夏姫、市川財閥の所の息子くん達だよ』
『どゆこと?お父様ッ!』

『そのままの意味だが?夏姫が心配だからボディーガードつけちゃった!てへぺろ』

『なんて事を…』

『元々、家に仕えていたんだ、じゃぁ後はよろしくなー』
皆出て行ってしまった…

まぁ、着替えよ…
スカートに手をかけると
『お嬢様、俺らの居る前で着替えるの?』
ニヤニヤしながら言ってくる

『きゃぁぁぁぁ、出て行って!』

『んじゃ、着替えたら呼んでよお嬢様』
なんなの…