ここで生きてる

ようやく起きたかと思いきや、また寝返りをうって寝始めた愛猫を横目に、晴子は残りのコーヒーを身体に流し込んだ。

そしてまた、ため息をついた。

何をするでもなく家にいる休日が憂鬱になったは、いつからだろう。

そして平日には仕事をして、ご飯を食べて、お風呂に入って、寝る。

そんなカセットテープを流し続けているような毎日にいつから慣れてしまったのだろうか。


「大人ってこんなだっけ?」

そんな晴子の疑問も、寝ている愛猫と部屋の静けさに消えていくのだった。