私は次第に学校でいじめられるようになった。

私となかのよかった内野菜月。

菜月と私はずっと一緒にいたけどある日。

菜月は突然私をシカトした。

状況の読めないわたしはショックを受けることすらなかった。

でも日に日にいじめはエスカレートした。

私は自分の気持ちをコントロールできなくなっていた。

なんで?なんで私ばっかり。

私の人生を思い返せば翼や海斗とのいい思い出もあったかもしれない。

だけど1番大切な人とはわかれまた出会った運命には傷をえぐられ。
大好きな友達に裏切られいじめなんて。

最悪なのは病気になったこと。

なんで?

14年間の間にここまでの不幸を受け入れれる子なんているのだろうか?

私は完璧に病んだ。

嫌なことがあればないてリスカ。


それの繰り返し。

段々傷は増えてきた。

もう救いさえ求めなかった。

学校での暴言。

通りすがりに嫌味を言われたり。

聞こえよがしにいわれたり。

何よりショックなのがあいつらが過去の私に触れたことだ。

翼がなくなったこと。海斗と別れたこと。


それよりショックなのは海斗が同じように私のことを言った

それでも私は意地を張って学校に行つづけた。

そんなとき。


学校で海斗とすれ違った。

そのとき…



チッ…


舌打ち?

終わった…

完全に終わった…

なにを期待したんだろう。

海斗は私の見方をしてくれる。


戻ってきてくれる。

なんの根拠もないのに。

ただあの頃好きだと言われたくらいで舞い上がって。

アホだ…

完全に私はばかだ。

人を信じて傷ついた。

グループでのいじめはおわらなかった…

先生も役に立たない。

私は1人で抱え込んで病気は再発。

今度は耳にまできた。

ー試飲生難聴ー

耳が聞こえない。

ストレスからくる病気。

それに続き

ー心臓病再発ー

手術しなければならない。

体にきずが増える。

それは今更だ。

でもお金がかかる。

お金をかけて手術してまた再発するなら金の無駄。

そんなひねくれた考え方をした私は手術を拒んだ…

私はいろんなものを手放した…

病気であることで周りの人が悲しむから自分でバリアをはった。

わざと冷たく接して。

強く当たって。

周りの人を離した。

弱い所をみられたくなくて。

人の前で泣きたくなくて。

それは行動にでた。

さみしさを紛らわすため

切って…


切って…


そうやってにげた。

親にも言わずに…

そんな私が一つだけ自慢できること。

それはピアノだった。

周りのひとはみんなピアノがうまいと言ってくれてそれは私の支えだった。

だったのに。

私は私をいじめたひとを許さない。

病気再発したのも試飲生難聴になったのもあいつらのせいだ。


私は素直さをなくしていった。

完全に心を閉ざした。