「御星さん、あなたもしっかりやりなさいよね。」



キッと、目の前の女の子に睨まれて、慌てて手を動かす。



別に、サボってたわけじゃないんだけどなぁ……




他のみんなと同じようにやっているのに、私だけ睨まれる。



それはきっと、彼女が涼のファンクラブの一員だからかもしれない。




ファンクラブから睨まれる毎日も、変わらない。




「テキパキしてよね。」



女の子は怖いよ……



自分も女の子だけどさ…





バシャッ



「つぅっ?!!」




慌てて手を引っ込める。




熱いっ!!