「できた!」
ニコニコと満足そうに笑う玲奈を見て、つい俺も顔が緩んでしまう。
「なんて書いたんだ?」
玲奈の後ろから覗き込むと、恥ずかしそうにそれを前に差し出してきた。
“ I believe your love
Rena & Ryota”
「涼、私はね涼が彼氏なのが今でも信じられないくらい嬉しいの。」
切なさそうに揺れる、玲奈の瞳に俺は惹きつけられる。
「あの日、涼が告白してくれた時は、本当に奇跡だと思ったんだ。
涼と過ごす毎日が、楽しくて愛おしい。」
淡く揺れるその想い。
照れながらも一生懸命に伝えようとする、その姿。
俺はいつだって魅了されるんだ。