「ごめん、玲奈」




誰にも気付かれないほど小さく……



それでも、弁当のために背を向ける玲奈に確実に伝える。





「さよならは、もうすぐだ。」




俺しか知らない、別れの時は



もう、すぐそこに迫っていた。