ゲーム

悠はとにかく立ち止まりたくなかった。

流れに逆らっても時間をかければ少しずつでも進むかもしれない。

以前の悠なら少しずつ時間をかけて進もうと言うかもしれないが、悠には考える気力もなくパンク寸前だった。

それに、何より若者の特権であるその時間までもがないのだ。

そのプレッシャーは悠にとてつもなく重くのしかかった。

悠は早く早くこのおもい現実から逃げ出したかったのだ。