ゲーム

「なぁ、俺たちさやり直そうぜ。」

「……ぇ…でも…。」

胡桃が悩むのは当然だった。
余命が告げられている相手と付き合うなんて物凄くおもいし、恋人が死ぬなんて一生忘れられない記憶になるだろう。


だが、自分に嘘をついて死んでいくなんて死んでも死にきれない。
まだ、高校生の胡桃にとってこの言葉に甘える他に選択肢がなかった。

「でもじゃねぇよ。」

「…っ…いいの?」

「ったりめえだろ。」

そう言って悠は笑顔を見せた。