どうしたものか、 と何気なく手にしたガラス棒でかき混ぜた。 それがいけなかった。 徐々に変化していたらしい その物体は、 異物の進入に驚いて 小規模の爆発を起こした。 試験管は見事に砕け散り、 中に入っていた物は 真上にあった私の顔面に飛び込んできた。 赤と緑の液体が所々混じり合い、壁や天井にまで張り付いている。 そして最悪なコトに、 私を呼びに降りてきたらしいママが 入り口の扉を開け、 血と苔に覆われた(かのように見える) 私の姿に絶叫した、というわけだ。