⁂月華⁂


施設の人に迷惑をかけたくなかったので黙って施設を出た


それが悪夢の始まりだった


__プルルップルルッ

携帯が鳴った

施設の人からだった

大方心配してかけてきたんだろう

「もしもし」

『永愛くんですかぁ?ギャハハハハハ』

「誰だよ、てめぇ」

『わぁ怖い怖い。俺さこの前お前と喧嘩した奴だけどわかるかなー』

「しらねぇ、声じゃわかるわけねぇだろ」

『そっかぁ、じゃあ今から会ってもらおうか、俺と俺の仲間に』

「あ″?ざけんじゃねーよ、『こないとは言えないよね?この携帯誰のかわかるよね?』

「てめぇ人質とってんのか、卑怯な真似してんじゃねーよ!」

『君の施設にいるから10分以内に来ねーと全員殺すか』ブチッ

最後まで聞かずに電話を切った

それと同時に走り出した

10分じゃ間に合わねーかもしんねぇ

でも金ないし、絶対間に合ってみせる