「さ、由羽陽ちゃん!中いこう!」
永愛と悠斗は謎の追いかけっこしてるし
爽と颯はもう中行ったし
どうしよう
「由羽陽ちゃん?中行こうよ」
「できればあたし族と関わりたくないんだけど?はなしてくれない?あたし帰る」
華音、悲しそうな顔しないで
けどそう思ったのも一瞬
華音はすぐ笑顔になって
「あたしたちは普通の族と同じにみえる?この月華は悪いことをする族を潰すためにやってるんだよ」
え?なんでそんなこと
余計に危ないじゃん
「ふふっ、なんでそんなこと?って思ったでしょ?あたしたち月華の幹部は親や兄弟や友達を卑怯な族に殺されたりしたんだ」
「え?」
「びっくりでしょ?あんなに笑ってる永愛だって過去は酷いんだよ。1番悲惨な過去かもしれない」
永愛が…?1番笑ってるのに?
楽しそうな顔の裏になにがあったのかわからない
「永愛」
気づいたら話しかけてた
なんでかわからないんだけど永愛が気になる
「倉庫いこ?」
精一杯の笑顔でいったあたしに永愛は同じように精一杯の笑顔で
「おう!」っていってくれた