⁂月華⁂



「由羽陽ちゃん?なんで泣いてるの?」

「え?」

そう言われて自分の頬を触る

濡れていた

涙のせいで視界がぼやけている


「ごめんなさい。あたし最低だった」

最低だった、何も知らないのに暴走族は嫌いなんて言ってしまった


こんなにも真っ直ぐな心を持った人たちなのに


「あたし何も知らなかったの、あんな奴らばかりだと思ってたから」

涙を拭きながら話す

悠「あんな奴ら?」
華「由羽陽ちゃんの暴走族嫌いな理由は?」
爽「話したくないなら大丈夫だから」
颯「俺たちが泣かせたみてーじゃん、泣くなよ」

永「泣かないで?由羽陽が話したくなるまで待つからさ」

そう言ってみんな優しく笑った


余計に涙が溢れてくる


みんなはそれを見てオロオロしている

思わず笑ってしまった

「ふふっ」

その瞬間みんなの動きが止まった

華「笑った?」
悠「あぁ、確かに」
颯「まじで?」
爽「由羽陽可愛い!」
永「………////」

笑ったらなんでこんな反応されんの?


永愛はなんで顔真っ赤なの?

「悪かったわね、笑って」

「由羽陽ちゃん、あたしたちと会って初めて本当に笑ったね」

………え?

「あたしいつも「笑ってなかったよ」

爽!ちょっと遮らないでよ!

「お前はいつも目が笑ってなかった」
「作り笑いだったよなー」

悠斗、颯

「わかってたならいいなさいよ、」

だって笑えなかったの


にーにを殺したのはあたしだってわかってたから

「泣いていいんだよ、」

永愛の言葉にまた涙が溢れだす


「う、うああぁぁぁぁあああ」


子供みたいに泣き叫んだ


ずっと我慢してた

にーに、今日だけは泣くのを許してください