そんなふたりが恋してる。




やっと離してくれた壱成




「今日のおまえは反則だな


俺どんどん雅にハマってく」




「なによ、反則って!



でもなんか嬉しかったな」





「じゃ、もう一回するか?」




「ば、ばか!

そういう意味じゃないよ!」




「俺はいつでもいいけどな





壱成はニヤッと口角を吊り上げて笑った

まだ話には続きがあるっぽくて…





あっ、俺さ


こどもほしい」






ちょっと、何いきなり爆弾発言してんの!?


それに

『あっ、』

ってなによ!


言いたそうな顔して『あっ、』はないでしょ



完全にあたし動揺してる




「いきなり何言っちゃってんの?

話の順序ってものがあるでしょ!」



「だって思い付いたんだもーん

何でも言おうなって言ったばっかじゃん?


だから言った。悪いか?」




「まぁ、確かにそうだけど…

いきなりそんなこと言われても」



「今すぐなんて誰が言ったんだよ?


また雅の妄想が始まったよ

ほんとおまえってやつには呆れる」



「妄想なんかしてません!!!」



「とにかく、子作り頑張ろうな?みーやび」




もう!!!

壱成ったらほんとわけ分かんない!




でも、結婚ってことは
こどももほしいよね


あたしも欲しいな~なんて思ってたよ



高校生の時は
そんなの面倒くさいって思ってたけど



今は素直に思えるようになった




「壱成、家族増えるといいね」




「だな

俺は二人兄弟がいい」



って計画するのはやすぎ!!

今結婚しようって言ったばかりだよ?



「はいはい


なんか壱成幸せそう

壱成のその顔大好き!


あたし人生で最高の誕生日プレゼント
もらっちゃった!



壱成、愛してる」



そう言ってあたしは壱成に抱きついた



あたしがほしかったプレゼント


壱成の笑顔、もらえたよ



ありがとう、壱成





「ちょ、おまえかわいすぎ」


そう言ってあたしの頭を
くしゃくしゃ撫でる壱成


「壱成、それ反則」



「じゃあもっとやってやろうか?」



「ああー!ダメダメ!

せっかく整えてきたのに」



「どんなおまえでもかわいいから
気にすんなって」




真っ赤に染まった夕日は
あたしたちを温かく包み込む


まるで祝福してくれているかのように…




「雅のご両親にあいさつ行かなきゃな

あと、二人で住む家も探さないと」


「結婚式は?」


「やるに決まってんだろ?
盛大にパーっとやるか」


「壱成がタキシード着たら本当の王子様だね」


「じゃあ、雅は本当のお姫様だな」


「そういうこと、さらっと言わないでよ」


「照れてる雅、かわいすぎだろ」


「壱成のばかー」


「ばか?お仕置き決定だな」





ちゅっ





あたしの顔が赤く染まる


こ、これは夕日に照らされてるから!


なんだか壱成の顔も赤く見える






壱成







10年後も20年後もずっとずっとずっと………










愛してるよ