目的地に到着!
壱成、ここでしょ?
ここに来たかったんでしょ?
「壱成さん、着きましたよー
ここに連れてきてくれるつもり
だったんでしょ?
なんか壱成の顔見てたら
なんとなくここかなって思ったんだ
この場所で正解?」
「正解
やっぱり気づいてたか
雅、あの日のこと覚えてる?」
壱成がたんたんと話し出した
いつもの壱成とは何か違う
真剣な表情で
俺様な顔はどこにもない
急にどうしたんだろう?
やっぱり調子悪いのかな…
「もちろんだよ!
一回も忘れたことなんてないんだから!
それよりも、壱成大丈夫?
なんかいつもと様子違うけど…」
「俺は何ともない
ちょっと寝過ぎただけだ
なんも心配することなんかねぇよ」
「ほんと?
ならいいんだけど…」
「雅、あの日さ
………………
壱成の口から何度も出てくる“あの日”
あたしも思い出してるよ
あの日の出来事を
それから壱成は話を続けた

