お嬢様と執事君。

私は、時雨グループ総裁の娘、美雨。
時雨グループは世界から見てもトップクラスの企業だ。

お父様は海外で仕事中ー。お母様は去年病気でこの世を去ったー。

そんな美雨はこの大きな家(周りからは城と言われている)には、美雨だけが住んでいた。


モフッ
今さっきいれた紅茶を片手にリビングのソファに座る。

「はぁー…」

家を眺める私。
広すぎるこの家では、溜め息もやたらと響く。
それがまた余計に寂しさを煽る…。

ピンポーン!