イケメン先輩と甘い恋!?

「えっ!?な、なななななんで






ーー神崎先輩がここにいるんですか…」


そう、目の前にはなぜか神崎先輩がいる。


「なんでって、近く通ったら瑠華みたいなのがいたから。」


なにそれ、というか…

「名前で呼ばないで下さい。」

「えーなんで?瑠華そんなに俺のこと嫌い?」

「嫌いというよりにがてです。」


それだけ答えて、笑顔で"どうぞー"と席をすすめる。


「ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さい」


もう1度ほほえみ、私は先輩から離れた。


そのせいで、



「ばーか……」




とつぶやいた先輩の声は全く私の耳にとどかなかった。