「こんにちわー」
週末、電車に30分のって市内のカフェに行く。
「毎週毎週ごめんねー?」
「未来さん、私が好きでやってるんです。
だいたい私は、働かせていただく身ですよ?」
新堂未来(シンドウミク)。
このカフェのオーナーさんですっごく美人さん。
30歳…らしいけど全然そんな風には見えない。
私がここでバイトをはじめてそろそろ2年がたつ。
「瑠華ちゃん今月までなんだよね?
さみしいわ…」
「未来さん…私、あと1ヶ月全力で働きますね!」
少し涙が出そうになった。
私のことで悲しんでくれる人がいた。
その事実が素直に嬉しかったんだ。
