イケメン先輩と甘い恋!?

でもほんとうは、幸せそうに笑う美鈴ちゃんが羨ましくて仕方が無い。


「恋ね………」


小さく呟いて、ため息をついた。


恋ってなに?好きってなに?


…愛ってなに?

ねぇ、誰か私に教えて…?


私にはまだわからない。
いや、「一生」わからないのかもしれない。


いろんなことを考えてるうちに予鈴が鳴った。

あいかわらずイチャイチャしている2人のうしろを無心で歩く。

そのせいか、自分の姿を捉える鋭い視線に私は気づくことができなかった。