「日和」 志乃の呼ぶ声に応えず、俯いた。 醜い私、見られた?志乃を渡したくないって思うのと志乃の瞳に私以外写してほしくない。 これが独占欲…、 「日和」 先ほどより優しい声色に顔を上げた。 「日和、ありがとう」 柔らかい微笑みをされながら、志乃が言った。 志乃の腕に引かれて、保健室に来た。 「日和、」 私と志乃は、同じベッドに座っている。 「ん?」 顔を向けて志乃に言った。 「寒い…」 「えぇ!?」 私の肩にある志乃のタオルを志乃に投げる。