キンコンカンコーン
チャイムが鳴り響いた。初めての授業が始まる
数学からだ。
夏希は数学が大の苦手。
「数学を担当させてもらいます、愛沢優希です。」
数学担当の先生は、なんと夏希のお父さん!

思わず
「お父さん何やってるのよ!」
と声を上げてしまった。
「夏希の為にやっているんだ。黙らんかね?」
「はい。」
お父さんの行動にはもの凄くイライラした。
「それでは復習テストをやりますよー。中学生でやった問題なので100点取れるといいですねー。」