高校生活初めての放課後。
携帯が鳴った
壮太からのメールだ。
「今から遊べる?遊べるなら小学校に急いで来い」
もちろん夏希は
「わかった、急いで行くよ!」
と返信した。

小学校に着いた。
壮太は昇降口に座って待っていた。
「ごめんね、遅くなって」
「全然いいよ。はい、オレンジジュース」
「ありがとう!何か話したい事があったの?私で良ければ話聞くよ」
「俺…恋しちゃった。」
夏希は1日で失恋したと思った。
でもその後
「夏希にな」
壮太は夏希に一目惚れしていたのだ。
夏希は、
「私も好き。」
と答えた。その瞬間、抱きしめられた。
「俺が夏希を守る。だから、夏希は俺に付いて来なよ。」
「…うん。」
答えた後、キスをされた。
夏希のファーストキスが奪われた瞬間だった。
キスの味は、レモンでもイチゴでもなく、チョコの味がした。