「ふぁー。」
湯船で思いっきり足を伸ばす。気持ちいい。
「こら。ここは二人も足を伸ばせるスペースないから。」
何て言って、反対側から入ってくる。
「水希ちゃん。」
「で、今度はなんで喧嘩したの?」
喧嘩したことばれてる…
「け、喧嘩っていうか…私が勝手にキレたというか…」
「毎回、私をまきこまないでよねー。深海が一緒にお風呂入ろうなんていうのは、たいてい航と喧嘩したときなんだから。」
なんて言いながらも、話してみなさいって、笑ってくれるから、つい、私も話してみる。
「あのね、航ちゃんに男子シンクロ部のマネージャーなんかしないで、男バスのマネージャーしろよって、言われたの。でもね、男子シンクロ部の人たち、みんな一生懸命だったの。だから、あの人たちのお手伝いしたいって…思ったのに。」
「それでいいじゃない。それは、深海の決めることだわ。航が決めることじゃない。」


