「さて、練習するか。深海、今からカタリーナ・ローテーションと、フラミンゴやるから見ててもらえるか?」
「はい。わかりました。」
カタリーナ・ローテーション。航ちゃんの得意技であり、航ちゃんが昨日練習してた技。
棗先輩がプールに入り広瀬くんと、保科くんが、次に続く。
もちろん、海渡と、波流も続いて行く。
バレーレッグから、クレーン姿勢になるこの技、私は苦手。
「バレーレッグ先にやりましょう。」
広瀬くんが、棗先輩に提案する。
確かに、バレーレッグとクレーンができてないなら、カタリーナ・ローテーションは、できない。
「そうだな。」
そう言って、先輩が、バレーレッグの姿勢を取る。
…違和感…。
ぁ
「棗先輩、少し膝が曲がってます。広瀬くん、足が斜めになってる。海渡論外。下手くそ。波流、怖がりすぎ、保科くんもう少し足を伸ばして。」
一気に言い切る。
海渡と、波流が一気に立ち泳ぎの姿勢に変わり、私に苦情を言ってくるけど、そんなの無視。
「海渡も、波流も、下手くそ。もっと練習、」


