「その…夏音ちゃんは、あたしに何の用事があってきたの…?」
あたしは夏音ちゃんの目を見て話す。
「あの、あたし…蒼くんが好きなんです」
…うん?
「ごめん、夏音ちゃん…話見えないよ…?
それをなぜあたしに…?」
夏音ちゃんの瞳が大きく揺れた。
そして、泣きそうな声でいう。
「…神無月さん、蒼くんの彼女でしょ…?」
…へ?
「えぇ!?なんでそーなるの!?」
「違うんですか!?」
あたしも夏音ちゃんも驚いてる。
あたし達ってそう見られてたんだ…
けど、学校では一緒にいないし…
どこ見たんだろ?
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