店をでて、少し薄暗い道を通る。 「暗いし、怖いなぁ…」 あたしは少し小走りで進んだ。 その時、誰かに手を掴まれた。 「あの…」 振り向くと、ふわふわな茶髪を肩までたらした、守ってあげたい女子! みたいな子だ立っていた。 「…いきなりすみません…ちょっといいですか?」 あたしは、この子が同い年くらいっていうのと、女の子ってことで油断してたんだ。 ……ーーー大波乱が始まっていた。