「うん!合コン行こうよ!」


…いや、菜子?後ろに五十嵐くんいるし、なんか怒ってるよ…


「菜子、五十嵐くん…「菜子」

五十嵐くんが、あたしの言葉を遮った。


「たった昨日付き合い始めたのに…菜子は合コンですか…?」


あぁ…!!五十嵐くん怒ってるー!


「え、でも親友の為に…」

あたしは慌てる菜子の手ひいて、こっそり耳打ちした。


「あたしの家柄上、合コンなんて行けないよ。行ったら大変なんだから」


この学校で唯一あたしの家柄を知っているのは菜子だけ。


こーゆうことを言えるのも、菜子だけだ。