【完】貧乏な王子様!?




結構小さめの喫茶店。
喫茶店っていうか…カフェ?


従業員の数も少ないみたい。

ほら、アルバイト募集!って、書いてあるし。



アルバイトしたくても、絶対メイド長が許してくれないんだけど。





あたしは、アイスココアと小さめの菓子を頼むと、席についた。


食べている途中、カタッとあたしの座っていたテーブルに誰かがぶつかった。


「すみません」

店員さんっぽくて、いえ、と言おうと思って顔をあげた。




…え?



あたしは驚いた。



「片桐くん!?」


そこには、アルバイトの制服を着こなした彼がいた。


「歩香!?お前、なんでここに!?」


驚いたのは片桐くんも同じみたいで。

2人して固まってると、



「片桐くんー?どーしたの?」


30代前半くらいの女性がでてきた。

名札をみると、店長の文字。



「あれ!?片桐くんその子…」


そして、店長さんは、


「あ、彼女でしょ!?」


と言った……




はぁぁぁあ!?


片桐くんの彼女?あたしが?

あたしは目を見開いた。