「え、菜子。五十嵐くんと…?」


あたしが訊くと、菜子は嬉しそうに頷いた

「そうだよ…ちょっと照れちゃうけど」

菜子、かわいいっっ!//
五十嵐くんが惚れる理由がわかるよ!


「いいなー、カレシ…」

あたしが呟くと、菜子は目を見開いた。


「歩香が、女の子になってる…!」

菜子は驚きながら、あたしの肩に手をガッと乗せてきた。


「あの歩香がこんなこと言う日がくるなんて…神様ぁぁ…」


そこまで大げさに言われると、逆に落ち込むんですが…


「合コンいこ!合コン!」

菜子は教室内で叫んだ