「おはよー、歩香ぁ♡」


あたしが登校するなり飛びついてきたのは、クラスメイトで大親友の夢地菜子(ゆめち なこ)。



「菜子ぉー、おはよぉー」


あたしも飛びついてきた菜子をひしっと抱きつく。



「お前等仲いいよなー」

そういってきたのは、クラスメイトで、只今隣の席の夏目 薫(なつめ かおる)くんだ。


「なぁにー?夏目。いれてほしいのー?」

菜子がふざける。

夏目くんは、いやぁやめとくよ。といい、あたしの隣に座った。



「ねぇ、そーいえば」

菜子は、何か思い出したように言った。



「…カレシできた☆」