【完】貧乏な王子様!?






「歩香さん、すみません。」



そーいえば話かけられてたんだったね。



「な、なんですか?」



やっぱりアレかな…。


釣り合ってないとか言われちゃうのかな。



あたしは覚悟してぎゅっと手を握った。




「兄ちゃんが…彼女を連れてきたのは
その…初めてなんです。…だから、
兄ちゃ…いや、兄貴をよろしくお願いします!」



碧くんは真剣な顔をしていて…

あたしはその真剣な目を見たことがあった気さえした。


「碧くん…。」



そして、ふと思ったんだ。



あぁ、蒼くんに似てるな…って。