【完】貧乏な王子様!?






「こうやって、歩香にキスしていいのは
俺だけだから。」





そして、またキスをしてきた。





…優しい、けど激しい。





「ん…ふぁっ」





そして、唇が離れたころにはあたしの息は
あがってしまっていた。




「…ねぇ蒼くん。」




「ん?」




「碧くん、見てるけど」





「はぁ!?」




扉の先を見ると碧くんが陰に隠れて
見ていた。




「兄ちゃん…襲うなよ」





「なっ///」




そういって真っ赤になったのは、
あたしでしたー…。





「歩香、これくらいで真っ赤になってたら
これから先どーすんの??」





「えっ///」




蒼くんの爆弾発言…


恥ずかしい…。



けど、どこかで安心している自分が
いることに驚いた。