そのとき、



「うぅ…」



俺の脇で声がした。



…歩香の声だ。





「…歩香、起きたか?」




俺が覗きこむと、歩香ははっと気がついて途端に顔が真っ赤に染まった。





そして、布団をかぶった。




「…へ?」




それをちょっと可愛いと思ったのは…



もちろん、秘密だ。







~蒼side end~