俺は、身長が歩香より少し高い碧のTシャツを借りようと台所へ向かった。 「あ、兄ちゃん??今ちょうど…」 「碧、Tシャツ貸してくんね?」 「…は?」 そりゃ自分より10センチ高い兄貴がTシャツを貸せと言ったら驚くか。 「…歩香の着物濡れてて…。」 「兄ちゃん、マジでいってんの?」 当たり前。歩香は大事なヤツだから… 風邪とか、ひいてほしくないんだ。 「まぁいいけどー…。」 俺は碧がしぶしぶ貸してくれたTシャツをもって部屋に戻った。