まぁどっちにせよ、あたしには関係ない
ことだし…。





「お父様、失礼しました。私は席を外しますね。」





その時、鈴村くんの手があたしの肩を掴んだ。




「…歩香。お前の話だし。」





「…えっ??」





意味不明な鈴村くんの言葉に、あたしは
困惑した。





「そぅそぅ!一夜くんはもう知ってるんだね。歩香にはまだ言ってないんだよ。」




…なにを?







「…一夜くんと歩香は婚約者ってこと」