【完】貧乏な王子様!?





鈴村くんは不敵な笑みを浮かべた。





その笑顔には、あの頃、あたしの親を
殺人鬼呼ばわりしたときと、同様…。






あたしに、悪い予感しかさせなかった。








そして、3人で歩いてるとあたしの家の前についた。




「じゃあ、また明日ね。蒼くん。」





あたしが手を振ると、蒼くんが寄ってきた。






その瞬間、暖かいものに包みこまれた。





「蒼くん…?」






あたしをぎゅっとする人は、あたしの愛しい人だ。