【完】貧乏な王子様!?






どーすればいいかなぁ…



あたしは、大河くんと夏音ちゃんに
くっついてもらいたいっ!


っていうか両思いだしっ!!!




「告白する機会をつくってあげれば…」



あたしはシャーペンをクルクル回しながら頬杖をついていた。




「ねぇ歩香。」



「えっ、菜子!?!?あれ、もう昼休み?」


ぼぅーとしていたらしく、いつの間にか
昼休みになっていた。





「らぶらぶ?」


「!?」




菜子は変な質問をしてきた。



「ど、どうして…」


「あんな風に報告してきて、ウソだとは
言わせないわよ?」



あぁ…そういえばぁ…。




あのあと、帰ってすぐに菜子に電話したんだった…。




「まぁ、大好き…だけど。」



あたしが言うと菜子は超笑顔で、


「やっぱり??そーだと思った!
お幸せにね!」



さすが、菜子。

言わせておいて…。



ちょう恥ずかしいよ。