「蒼くん悪くない…忘れる…」



ウソ。忘れるなんて、できるわけない。

けど、蒼くんは悪くないからー…



「でも…「じゃあさ」 



あたしは蒼くんの声を遮った。





「もっかい…」




「えっ」





どうして、恋をするとこんな欲張りに
なるのかな?

どうして…止められないのかな…?





「もっかい…好きって言って…」