「えへへ~」



教室の机に伏せて、あたしは
にやにやを隠していた。




「歩香、なんかキモイよ。」



親友に向かって、キモイとなっ!?!?


けど、自分でも自覚ある。



今のあたしは…変だ。






「菜子ぉ~、やばいよ。」




あたしの訴えなんか、菜子は聞いてなかった。