今まで話してた会話の内容で
蒼くんを意識しちゃったからか、
あたしの体温は急上昇した。


「こ、ここでもバイトしてたんだ…」

「あぁ。」


…そんなぎこちない会話だけど、嬉しい。


そして、ふと夏音ちゃんを見ると、
結構平然とした顔。


あ、ホントに好きじゃないんだ…


女子同士、恋してるのってすぐわかる。

なんだろうね、やっぱり違うのかな。


今の夏音ちゃんは蒼くんに、
恋してる目じゃない。



…と、思ってると大河くんが後ろから
顔をだした。



「はろー!歩香ちゃん」



その瞬間、あたしにはわかった…