けど、夏音ちゃんはあたしに柔らかく
微笑んだ…


「蒼のこと、がんばるのよ」



「えっ…」


夏音ちゃんは蒼くんのこと好きじゃなかったっけ…?

それに、口調こんなきつめだっけ…

「なにびっくりしてるのよ。あたしが
好きなのはーー!!」



夏音ちゃんがそういったとき、

ちょうど頼んでたものが届いた。


「ケーキセット、おまたせいたしました…って、え、歩香??」



「えっ」



あたしはふと顔をあげた。


「…蒼くん!?!?」


バイト中の蒼くんを見つけた。