蒼くんと大河くんには話せる。 受け入れてくれる。 そう思った。 「写真は、本当の両親。雅仁おじさんが今のお父様。」 あたしはばっさり本当のことを言った。 「捨て子……?」 大河くんは青ざめてる。 ううん。捨て子、部類的には捨て子に 入るとは思うけど。 あたしは、もっと残酷なものを見てしまっていた。