【完】貧乏な王子様!?





なんか、聞いちゃいけない事を聞いたかもしれない。


‘‘今日は家にいないの?″


そんなこと、聞けるわけもなかった。






なんか、聞いちゃいけないと思った。





「あ、あたしお茶もってくる!」


そう言って歩香は席をたった。


メイドたちに、‘‘あたしが入れたい″なんて言いながら。




俺たちは部屋に2人だけ。


「なんか…歩香ちゃん変だったよな?」


自分の頭をタオルでわしゃわしゃしながら大河がいう。  



そのとき、




「あたしが、お話致しましょうか…?」