「その菓子、渡すんだろ??早く帰んないとな。これ、使えよ」 その瞬間、ばぁさんはふわっと笑って 「ありがとう、いい人たちね」 といった。 お気に入りの傘、そのばぁさんの笑顔が 見れただけで、どうでもよくなった。 「必ず、必ず返します」 ばぁさんはその傘をぎゅっと握った。