【完】貧乏な王子様!?





「…なぁ」

 

蒼くんはやっと話し出した。


あたしに話しかける言葉でさえも、
胸の高鳴りを感じる。



…どんだけ好きなんだろ、あたし。






「……一緒に行こうぜ」


蒼くんから出たのは、そんな言葉。



でも、たまらなく嬉しいあたしがいた。



「う、うん!行く!一緒に行く!」


思わず言ってしまった。

…けど、蒼くんの隣を歩けるだけで、
幸せって思ってしまう。

まだ片思いなのに、片思いだけで
満たされてる気がする。