「ちょ、歩香!?」 「歩香…??」 真っ先に寄ってきてくれたのは、菜子と 夏目くんだった。 「お、下ろしてよっ!」 あたしが無理矢理下りようとすると、 蒼くんは手に力を入れた。 「ばか。怪我してんだから、暴れんな」 …ドキドキ。 まただ。 真剣な顔してあたしの心配しないでよ。 この鼓動はなんだろなー…